ポータルテンプレート「classic-app」とは?
classic-appは、ポータル画面の内容をアプリで管理するためのポータルテンプレートです。
このテンプレートを使うと、ポータル画面に表示されるリンクを、アプリを使って管理できるようになります。
以下のように、ポータルをセクションごとに分け、リンクを自由に配置することができます。
リンク先やアイコンはアプリで自由に設定できます。
リンクはkintone内のアプリに限らず、基幹システムやコーポレートサイトなど、どんなページへもリンクできます。
このテンプレートは、Kintone Portal Designerのサンプルテンプレートの1つとして配布されています。
Kintone Portal Designerの設定画面を開き、「Import」→「Import Sample Template」を選択し、
表示されたダイアログから「classic-app」を選ぶことで利用することができます。
classic-appの設定方法
classic-appを使うには、専用のアプリ「ポータル管理アプリ」を追加し、セットアップする必要があります。セットアップ手順を以下に示します。
準備するもの
- Kintone Portal Designer (インストール手順)
- kintone(スタンダードコース)
- kintoneのシステム管理権限
手順1: 「ポータル管理アプリ」を作成しよう
- ヘッダーのツールバーから、Kintone Portal Designerのリンクをクリックし、Kintone Portal Designerの設定画面を開きます。
- 「Import」→「Import Sample Template」を選択し、表示されたダイアログから「classic-app」を選びます。
- 左上にある切り替えボタンを「DesignPortal」から「Default Portal」に変更します。
(すでにDefault Portalに設定されている場合は変更する必要はありません) - 以下のリンクからアプリテンプレートをダウンロードします。
ポータル管理アプリテンプレート.zip
注意:アプリテンプレートはzip形式で圧縮されていますが、展開する必要はありません。 - kintoneのポータル画面を開きます。(すでに開いている場合は再読み込みします)
- 「+ボタン」(アプリの追加)を押し、kintoneアプリストアを開きます。
- 「テンプレートファイルを読み込んで作成」を選びます。
注意:kintoneシステム管理権限がないと「テンプレートファイルを読み込んで作成」は表示されません。 - 「参照」ボタンを押しダウンロードしたテンプレートファイル(zip形式)を指定します。
「アプリを作成」ボタンを押して「ポータル管理アプリ」を作成します。 - 「ポータル管理アプリ」のレコード一覧画面を開き「初期データを登録」ボタンを押します。
レコードが1件登録されます。 - 作成したレコードの詳細画面を開き、アプリIDとレコードIDを確認します。
手順2: 追加したアプリの情報をKintone Portal Designerに反映しよう
- Kintone Portal Designerの設定画面を開き、JavaScriptタブを開きます。
- 先頭に書かれているCONFIG_APP_IDにアプリIDを書き込みます。
先頭に書かれているCONFIG_RECORD_IDにレコードIDを書き込みます。
※半角で入力してください。
例:アプリIDが”3”、レコードIDが”1”の場合
- 左上にある切り替えボタンを「Default Portal」から「DesignPortal」に変更します
- 「Save」ボタンを押します。
- kintoneのポータル画面を再読み込みします。リンク集が表示されます。
手順3: ポータルに表示している内容を変更しよう
再び「ポータル管理」アプリを開くには、kintoneのヘッダーの「設定メニューを表示する」アイコンから「アプリ管理」を開き、該当のアプリを選びます。
アプリのレコードを編集することで、リンク名、リンクのURL、アイコンなどを自由に設定できます。
レコードは「セクション」テーブルと「リンク」テーブルで構成されています。
「セクション」テーブル:
見出しで区切られたリンクのまとまり(セクション)を管理します。
テーブル1行がセクション1つ分に相当しています。
セクションID | セクションIDセクションに固有のIDです。 他のセクションと重複しない数値を指定します。 |
---|---|
見出し | セクションの見出しの文言です。 |
配置 | セクションの配置です。 左右どちらかを選ぶことができます。 |
アイコン(任意) | セクションの見出しに配置するアイコンを添付します。 |
「リンク」テーブル:
ポータルに配置するリンクの一覧です。テーブル1行がリンク1つ分に相当しています。
セクションID | 「セクション」テーブルで設定したセクションIDを指定します。 リンクを紐づけるセクションを決めます。 |
---|---|
リンク名 | リンクの文言です。 |
URL | リンクのURLです。 |
アイコン(任意) | セクションの見出しに配置するアイコンを添付します。 |
おわりに
classic-appテンプレートを使うと、アプリの設定を行うだけで、ポータル画面のリンクを自由に編集することができます。
お使いのドメインに合わせて、ポータルをさらに使いやすくしていきましょう。
関連リンク
このTipsは、2020年10月版 kintoneで確認したものになります。
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