2019年11月10日の定期メンテナンスの、kintone API および Garoon API の更新に関する情報をお知らせします。
お知らせの内容に追加、変更等ありましたら、こちらのコメントにて変更箇所を追記します。
また、APIドキュメントには仕様を順次公開していきます。
kintone JavaScript API
仕様変更
スマートフォンでも、カレンダー形式の一覧を表示できるようになります。それに伴い、以下の仕様が変更されます。
- スマートフォン版のレコード一覧画面(カレンダービュー以外)表示イベントで取得できるプロパティを追加
- 対象 API
- レコード一覧画面の表示後イベント(mobile.app.record.index.show)
- 内容:
スマートフォンで、レコード一覧画面([レコード一覧の表示形式]が[表形式]または[カスタマイズ])を表示したとき、event オブジェクトで以下のプロパティも取得できます。- date(値は「null」固定です)
- 対象 API
- スマートフォン版のレコード一覧画面(カレンダービュー)表示イベントで取得できるプロパティを追加
- 対象 API
- レコード一覧画面の表示後イベント(mobile.app.record.index.show)
- 内容:
スマートフォンで、レコード一覧画面([レコード一覧の表示形式]が[カレンダー形式])のイベントで、event オブジェクトで以下のプロパティも取得できます。
※ PC版の仕様と同じです。- records(キーが日付文字列、値がレコードオブジェクトの配列となるオブジェクトです)
- offset(値は「null」固定です)
- size(値は「null」固定です)
- date(値はカレンダーの表示月です)
- viewType(値は、「calendar」固定です)
- 対象 API
- スマートフォン版のレコード一覧画面(カレンダービュー)表示イベントが発生するタイミングを追加
- 対象 API
- レコード一覧画面の表示後イベント(mobile.app.record.index.show)
- 内容:
スマートフォンで、レコード一覧([レコード一覧の表示形式]が[カレンダー形式])において下記の操作を行ったときも、レコード一覧を表示したときのイベントが発生します。
- レコード一覧画面で、月送りを行う(矢印ボタンによる切り替え)
- レコード一覧画面で、年・月プルダウンにより年または月を変更する
- 対象 API
- スマートフォン版カレンダービューの「ヘッダーの下側の空白部分の要素を取得する」API で取得できる位置を変更
- 対象 API
- ヘッダーの下側の空白部分の要素を取得する(kintone.mobile.app.getHeaderSpaceElement())
- 内容:
スマートフォンのレコード一覧画面([レコード一覧の表示形式]が[カレンダー形式])における、「ヘッダーの下側の空白部分の要素を取得する」APIで取得する要素の位置が変わります。
- 変更前
ヘッダー直下の空白部分を取得します。
- 変更後
一覧切り替えとカレンダー間の空白部分を取得します。
- 変更前
- 対象 API
不具合修正
- スマートフォン版レコード詳細画面の削除前イベントで取得できる event オブジェクトの一部プロパティを数値型に修正
- 対象API
- レコード詳細画面の削除前イベント(mobile.app.record.detail.delete.submit)
- 内容:
スマートフォン版のレコード詳細画面の削除前イベントで取得できる event オブジェクトプロパティ「appId」「recordId」の型が、文字列型から数値型に修正されます。
※ PC 版の仕様と同じになります。
- 対象API
Garoon JavaScript API
機能追加
- API の新規追加
次の API が追加されます。
- スケジュール:予定の詳細画面のテーブルに行を追加する
garoon.schedule.event.insertTableRow(label, description, item_code)
- 予定の詳細画面に表示されるテーブルに行を追加します。
- スケジュール詳細画面が表示されたときのイベントで利用できます。
- 次の位置に行を追加できます。
- 「日時」行の下
- 「参加者」行の下
- 「メモ」行の下
- スケジュール:予定の詳細画面のテーブルに行を追加する
仕様変更
- スケジュールの一部イベントで、非同期処理の終了を待ってイベントを実行できる
- 対象API
- 予定の登録画面の保存実行前イベント(schedule.event.create.submit)
- 予定の変更画面の保存実行前イベント(schedule.event.edit.submit)
- 内容:
予定の登録画面の登録実行前イベントおよび予定の変更画面の変更実行前イベントで、非同期処理の終了を待って、イベントを実行できるようになります。
- 変更前:
非同期処理の終了を待たずにイベントを実行する - 変更後:
非同期処理の終了を待ってイベントを実行する
- 変更前:
- 対象API
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