[著者:TOYOKUMO(旧:cstap) 簗瀬 沙希]
フォームブリッジとは?
アンケートフォームや申込みフォームをノンプログラミングで簡単に作成する事ができ、フォームに登録された情報をkintoneにデータ登録できるwebフォームサービスです。初期費用0円、6,000円/月~からご利用できます。
フォームを横並びに設定したり、複数のkintoneアプリにデータの情報を登録することが可能になったり、ステップフォームや条件分岐ができるようになったりと、従来のフォームクリエイターでは実現できなかった機能をいくつも実装しております。
もちろんフォームはPC、スマートフォン、携帯電話向けとマルチデバイスに対応しています。
使用例
今回は、よくあるセミナー申込みフォームについて実際に使用している例を紹介します。
フォームブリッジで作成したフォームをiframeでHPに埋め込んで利用しています。
kintone側の設定
セミナー申込みをkintoneで管理する際、以下のようなフィールドが必要になるかと思います。
※ 全ての項目が必須な訳ではありませんが、管理する際に便利な項目も含め記載しています
フィールド名 |
フィールドタイプ |
会社名 |
文字列 (1行) |
部署名 |
文字列 (1行) |
お名前 |
文字列 (1行) |
電話番号 |
文字列 (1行) |
メールアドレス |
文字列 (1行) |
申込みセミナー 日程 |
ラジオボタン |
参加するセミナー |
複数選択 |
また、「設定」>「APIトークン」より APIトークン を作成してください。
権限は「レコード追加」の権限が付与してあれば大丈夫です。生成したAPIトークンは後ほど利用するので、メモしてください。
フォームブリッジ側の設定
新しくフォームを1から作成するのか、目的のフォームを使いフォームを作成するのかを選びます。
今回は はじめから作成 を選択してフォームを作成します。
次に、kintoneで作成していたアプリと連携しフォームを作成します。
kintoneアプリのURLとAPIトークンを登録します。これでフォームを作成していきます。
ここから、「一般設定」や「フィールド」、「自動返信メール」を設定します。
フィールドからフォームを横並びにしたり、フォームの幅を調整したりすることができます。
編集完了を選択し、フォームを公開します。
実際に投稿すると、回答情報はセキュアに管理しながらkintoneにデータ登録されます。
高度なフォーム
フォームブリッジでは、機能を組み合わせることで高度なフォームを作成することができます。
ステップフォーム
複数ページに渡るフォームを作成することができます。
まずフィールドで投稿までに必要な情報を設定します。
※ ラベルを使って色をつけて編集したりする事も可能です
フィールドが設定できたら、次はステップフォームの設定を行います。
それぞれのページの「タイトル」、「説明」、「表示するフィールド」を選択します。
Step1 ではセミナー内容を確認する画面を用意し、
Step2 ではお客様情報を入力する画面を用意、
Step3 では簡単なアンケートに回答する画面を用意します。
・Step1
・Step2
・Step3
※ 申込みフォームから投稿をしたら自動返信メールを送るように設定する事もできます。
これで、3ページに渡り申込みページを作成することができます。
自動返信メール
回答者への返信メールを送ることができます。回答者が入力した情報を引用することもできます。
まず、自動返信メールの +(追加ボタン) から返信メールの設定をします。
フィールドに入力された内容をそのまま引用できる為、使用する場合はフィールドを選択して本文内に挿入します。
差出人名も自由に変更可能です。
実際にフォームを登録すると、以下のような返信メールが届きます。
条件分岐
条件となるフィールドが特定の値を取る時のみ、表示するフィールドを設定できます。
例えば、「セミナー日付を選択すると、その日に参加できるセミナーのみ表示される」といった事が可能になります。
条件分岐の「条件分岐を利用する」にチェックを入れて、+ (追加ボタン) から条件分岐の設定を作成します。
今回は、セミナー参加日で
- 5/10を選択したらkintoneセミナーを選択できるようにする
- 5/11を選択したらofficeセミナーを選択できるようにする
という設定を作ります。
条件分岐に利用するフィールドを選択します。
分岐の詳細設定を作成します。
今回の場合、申込みセミナー日程で10日を選択したら、参加するセミナーの選択肢を表示させる(できる)という設定を作成します。
さらに分岐の追加ボタンをクリックし、11日を選択したら参加する(できる)セミナーの選択肢を表示させるという設定です。
保存してフォームを確認すると、
10日を選択すると、kintoneセミナーの選択肢が表示され、
11日を選択すると、officeセミナーの選択肢が表示されます。
その他
他にも、回答数の上限を制限や回答期間の制限ができる「制限機能」、
フォームに登録すると、複数のkintoneアプリに情報登録したり、エラーがあった際に管理者に対して通知メールを送ってあげたりする「回答後処理」を設定することもできます。
弊社製品の kViewer というサービスと連携させて、回答者ごとの専用ページを作成したりすることもできます。
また、プリントクリエイター と連携させることでこの見積をフォームブリッジから依頼して、プリントクリエイターで出力とすることもできます。
FAQ
Q. フォームブリッジのボタンの文字を変えたい。
例) 回答ボタンの「回答」を「申込」という文言に変更したい
A. フォーム編集画面の「多言語化」から設定可能です。
「多言語化を利用する」にチェックを入れ、ボタンにしたい文言を入力します。
Q. フォームブリッジのラジオボタンの初期値が設定されるが、設定しない方法はありますか?
A. 以下のブログ内にコードの記載がございますので、ご確認ください。
https://kintoneapp.com/blog/radio_off/
Q. 完了画面のアイコンを変える方法はありますか?
A. フォームブリッジの完了画面の内容を変えるのであれば、フォームの「完了画面」設定から、「HTML形式で入力する」を選択し、HTMLを入力することで変更が可能です。
Q. 入力した値を再度入力させる場合、値が異なったらエラーを出す事できますか?
例) パスワードを入力させて、再度パスワードを入力させる等
A. こちらに関しまして、ブログ記事がございますので参考にして下さい。
https://kintoneapp.com/blog/input_comfirmation/
Q. 郵便番号を入力するだけで、住所が自動で入力されるということは可能ですか?
A. こちらに関しましても、ブログ記事がございますので参考にして下さい。
https://kintoneapp.com/blog/postal_code/
利用料金
|
ライト |
スタンダード |
プレミアム |
料金 |
月額6,000円 |
月額9,000円 |
月額14,000円 |
フォーム作成機能 |
◯ |
◯ |
◯ |
管理者への登録エラー通知機能 |
◯ |
◯ |
◯ |
自動返信メール |
― |
◯ |
◯ |
スマートフォン専用レイアウト機能 |
― |
◯ |
◯ |
ステップフォーム機能 |
― |
◯ |
◯ |
条件分岐機能 |
― |
◯ |
◯ |
kViewerと連携したルックアップ機能 |
― |
― |
◯ |
kViewerと連携したMyページ機能 |
― |
― |
◯ |
プリントクリエイターとの連携機能 |
― |
― |
◯ |
安心運用サポート |
― |
◯ |
◯ |
最後に
フォームブリッジを利用することで、ホームページでのお問い合わせ受付や申込み、アンケートなどのフォームを簡単に作成できます。
また、簡単なフォームを作成するだけではなく、kintoneの画面では実現できない条件分岐フォームやステップフォーム等、高度なフォームを作成することも可能です。
随時無料トライアルを受け付けておりますので、是非お気軽にお試しください。
トライアルお申し込みは フォームブリッジ無料お試しフォーム からお申し込みください。
このTipsは、2019年2月版 kintoneで確認したものになります。
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