Zapier × kintone の機能紹介

目次

Zapier とは

Zapier とは、2 つのサービスをつなげるオンラインの連携サービスです。
さまざまなクラウドサービスが Zapier 上の Apps として公開されていて、これらを利用すればノンコーディングでサービスを連携させることができます。

利用イメージ

Zapier は、「トリガー」をきっかけに「アクション」を自動で実行します。
トリガーとアクションにはあらかじめ登録されているサービス(Apps)を選択したり、Webhook や API を利用できます。
次は、メールを受信したら kintone にレコードを登録する場合の設定例です。

  • トリガー:メールを受信したら。
  • アクション:kintone にレコードを登録する。

Zapier で利用できる Apps は、5,000 を超えています。(2023/6 現在)
そして kintone も Apps として登録されているため、ノンコーディングで利用できます。
この記事では、Zapier に登録されている kintone の機能について紹介します!

Zapier で利用できる kintone の機能

Zapier で利用できる kintone の機能は次のとおりです。

  • トリガー
    • New Record
  • アクション
    • Add Comment
    • Update Status
    • Update Record By Record ID
    • Update Record By Update Key
    • Create Record

トリガー

New Record

「新規レコードが登録されたとき」に発行するトリガーです。
このトリガーは、Zapier が定期的にポーリングを行って対象アプリに新規レコードがあるかどうかを確認し、新規レコードが存在する場合に動作します。
そのため、kintone へ新規レコードが登録されてから、アクションが実行されるまでに、タイムラグが発生します。
ポーリングの間隔は、 Zapierのお申込みプラン (External link) によって異なります。
プランの確認には Zapier へのサインアップが必要です。

アクション

Add Comment

レコードにコメントを追加する機能です。
レコード番号を指定し、そのレコードにコメントを追加できます。
ユーザー、組織、グループ宛のメンションを入れることも可能です。

Update Status

レコードのステータスを更新する機能です。
レコード番号、次のアクションと作業者を設定画面で指定することにより、プロセス管理機能で設定したステータスを進めることができます。

Update Record By Record ID

レコード番号で指定したレコードのフィールド値を更新する機能です。
更新するフィールドの更新後の値を指定し、対象レコードのフィールド値を更新できます。

Update Record By Update Key

任意のキーで指定したレコードの値を更新する機能です。
任意のキー(アップデートキー)は、重複禁止が設定されたフィールドを指定できます。
「Update Record By Record ID」と同様に更新するフィールドの更新後の値を指定し、対象レコードのフィールド値を更新できます。

Create Record

レコードを新規登録する機能です。
登録したいデータとフィールドの紐づけを設定し、指定した内容でレコードを新規登録できます。

制限事項

kintone Webhook / REST API の活用

Zapier の Webhook を活用すると、トリガーとして kintone の Webhook 機能を利用したり、アクションとして kintone REST API を利用できます。

cybozu developer network や Qiita の記事に Tips が公開されていますので、ぜひ参考にしてみてください。

information

この Tips は、2023 年 6 月版 kintone で動作を確認しています。