アプリの管理者を調べるちょこっとTips

目次

はじめに

「このアプリの更新情報は必要ないのに通知がガンガンくるなぁ」
「全文検索するときに特定のアプリの情報が引っかからないようにできないかな?」
「アプリの設定変更したいけど誰に頼めばいいのかわからない!」

のように、アプリの設定を調整したいときに、アプリの管理権限をもつユーザーが誰なのかわからずに困ってしまったことはないでしょうか?

今回の Tips ではアプリの管理権限があるユーザーにあたりをつける小ワザを紹介します。

デベロッパーツールを利用する

まずは、今回の Tips で紹介するサンプルコードを実行するために、ブラウザー搭載のデベロッパーツールの利用方法を説明します。

今回の記事では、開発に便利なデベロッパーツールが搭載されている Google Chrome での利用方法を紹介します。

Step1

Chrome で kintone にログインし、管理権限のあるユーザーを調べたいアプリを選択してください。

Step2

該当するアプリの画面を開いた後に「F12」キーを押してください。
(Mac の場合は Command+Option+I キー)


デベロッパーツールが開かれます。

Step3

その後、Console のタブを選択した後に、後述のサンプルコードのうち、いずれかのコードをコンソール画面にペーストしエンターキーを押して、コードを実行します。

console 画面でコードを実行すると以下のように結果が表示されます。

アプリの設定の最終更新者がわかりました!

サンプルコード

ディベロッパーツールで確認した結果、アプリの最終更新者とアプリの作成者が管理権限を持っていると考えられます。
今回のサンプルでは、アプリの最終更新者と作成者を調べるためのコードを記載します。

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/*
 * search admin sample program
 * Copyright (c) 2016 Cybozu
 *
 * Licensed under the MIT License
*/
// アプリの作成者を探す場合
kintone.api(kintone.api.url('/k/v1/app', true), 'GET', {id: kintone.app.getId()}, (resp) => {
  'use strict';
  // success
  console.log(resp.creator.name);
}, (error) => {
  'use strict';
  // error
  console.log(error);
});
// アプリの最終更新者を探す場合
kintone.api(kintone.api.url('/k/v1/app', true), 'GET', {id: kintone.app.getId()}, (resp) => {
  'use strict';
  // success
  console.log(resp.modifier.name);
}, (error) => {
  'use strict';
  // error
  console.log(error);
});

利用したAPI

おわりに

いかがでしょうか?

ブラウザー搭載のデベロッパーツールからコードを実行するだけで、カスタマイズ用の Java Script ファイルやプラグインを設定することなく、知りたかった情報にたどり着くことができました。

管理権限のないユーザーも使える小ワザなので、ぜひチーム内で広めていただければと思います!