kintoneとは
誰でも簡単に作れて、スムーズな情報共有を可能にするクラウドサービスです。
ガートナー社の Magic Quadrant では aPaaS (application platform as a service) として分類されています。
他ツールとの違い
kintoneはチームで仕事をスムーズに進めるために必要なデータベース、プロセス管理、コミュニケーションの仕組みを備えています。
逆に、データベース、プロセス管理、コミュニケーションのそれぞれ観点から、チームでの仕事でどのような問題が発生し易く、
kintoneがどのように効果を発揮するのかを以下に簡単にご説明します。
①データベース
多くのチームにとって、仕事を進めるにあたって最初の課題は共通で使うデータをどこに蓄積するかでしょう。
エンドユーザーからすれば重要なのはデータそのものであって、データの管理基盤として何を選ぶかといった堅苦しい話は
自分たちにとって関係の無い(考えたくもない)テーマです。
kintoneではドラッグ&ドロップでただアプリを作るだけで、データ管理でよくある以下の悩みを抱えずに済みます。
- 最新の情報がどれか分からない
- どこが更新されたか分からない
- 社外からアクセスできず不便
- あとから検索しづらい
また、kintoneが急速に拡大している理由はそれだけではありません。
開発者や管理者にとっても価値のある以下の特徴を持っているからです。
- Web API で外部からデータ操作が可能
- セキュリティ再優先
- 各種Webブラウザへの対応
②プロセス管理
データベースが準備でき、チームでデータを共有し始めます。
利用開始した当初は上手に運用できていますが、次第に以下のような問題に直面します。
- この案件はいま誰がボールを持っているんだろう
- 自分は次に誰へ依頼すれば良いんだっけ
- 最近、××さんが担当範囲の部分を入力してくれないなぁ
実はこの辺りもkintoneの得意分野です。
kintoneアプリでは、ステータスや作業者、アクション、アクションの実行条件などを明示的に定義することにより、
適切なプロセスで仕事を進めていくことが可能です。
③コミュニケーション
「必要十分なデータを集め、適切なプロセスで業務を進めていく。」文字にするのは簡単です。
一方、そもそもビジネスプロセスでは以下のような事案が往々にして存在します。
- 必要十分なデータが揃わない条件で判断しなければいけない
- 事前に規定されたプロセス外で
このような場合の例外的なコミュニケーションはメールや電話で遣り取りされることが大抵かと思いますが、
得てしてこういうコミュニケーションこそ事後に残して(共有されていて)欲しいデータだったりします。
kintoneではデータに付随したコミュニケーションができるため、こういうケースも柔軟に対応でき、履歴として蓄積可能です。
アーキテクチャーダイアグラム
また、前述の通りkintoneはWeb APIを用意しているため、外部システムとも容易に連携可能です。
kintoneのアーキテクチャーダイアグラム(連携先は一例)を以下にご案内します。
- kintone REST API
kintoneのデータを外部から操作可能です。
この機能を使って、kintoneへの接続機能がアダプタやオプション形式で用意されている3rd Party製品群があります。
また、kintone REST APIのSDKやコマンドラインツールも用意されており、それを使って個別実装することもできます。
※注意事項と制限事項 - kintone.proxy()
kintoneから外部のAPIを実行できます。
kintoneのJavaScriptカスタマイズから使用可能なhttpクライアント(curlコマンドとの対応関係はこちら)です。
充実しているリアルイベント
- kintone devCamp
kintone devCamp とは kintone界隈のdeveloper同士で会場に出向き、kintoneに触れあい、共に学んでいくCybozu主催のdeveloper向け勉強会 です。 kintoneカスタマイズ初心者~上級者の方向けにdeveloper network内のコンテンツを中心としたテーマで開催していきます。 - kintone Café
まだkintoneに触れたことの無い方から、より高度なカスタマイズを行いたいと考えているプロフェッショナルの方まで幅広い層を対象に、 楽しく学び・教え合うことで、kintoneの魅力や活用法をみんなで共有するための勉強会コミュニティです。
ちょっと試してみたいと思った方へ
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