自動採番プラグイン

目次

概要

0 埋めした連番や、日付や固定の文字列を付与した連番を発番できるプラグインです。
サンプルとして公開している次の記事をプラグイン化しています。

注意事項

  • サンプルプラグインに関するお問い合わせは、API サポート窓口へのお問い合わせの対象外です。
  • kintone プラグインは、スタンダードコースでのみ利用できます。
  • プラグインを v1.1 からアップデートする場合、プラグインの設定を再保存してください。

制限事項

  • モバイル用のブラウザーおよび kintone モバイルには対応していません。
  • API トークンを使用する場合、IP アドレス制限を設定している環境、およびセキュアアクセスを使ってログインしているユーザーは使用できません。

プラグインの機能

プラグインの設定画面で設定したルールにしたがって、レコードに一意の番号を採番します。

プラグインのパッケージング

プラグイン化の手順の詳細は kintone プラグイン開発手順 を参照してください。

STEP1:ソースコードのダウンロード

GitHub (External link) にアクセスしてフォルダーごとダウンロードしてください。
「examples/autonum」が、このプラグインのソースコード一式です。

ファイルの構成

「examples/autonum」配下のファイル構成は次のとおりです。

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examples/autonum
├── README.md
├── css
│   ├── 51-modern-default.css
│   ├── config.css
│   └── desktop.css
├── html
│   └── config.html
├── img
│   └── icon.png
├── js
│   ├── config.js
│   └── desktop.js
├── manifest.json
└── thirdparties
    ├── jquery.min.js
    ├── jsrender.min.js
    ├── moment-with-locales.min.js
    └── sweetalert.css

STEP2:パッケージング

plugin-packer の手順を参考にパッケージングします。

パッケージングしたサンプル

このプラグインはプラグイン開発のためのサンプルで、サポート対象外です。
ご理解の上、ダウンロードしてください。

SAMPLE_autonum.plugin_v2.4.4.zip

プラグインの設定

STEP1:プラグインの読み込み

kintone システム管理画面で、パッケージングしたファイル(zip ファイル)を読み込みます。
ファイルからプラグインを読み込む (External link)

STEP2:アプリの追加

  1. アプリを追加します。
  2. 次のフィールドを配置します。
    フィールド フィールドの種類 備考
    自動採番された番号を設定するフィールド 文字列(1 行) テーブル内のフィールドは使用できません。

ほかのフィールドの配置は任意です。

STEP3:プラグインの追加と設定

  1. アプリの設定画面を開き、プラグインを追加します。
    アプリにプラグインを追加する (External link)

  2. プラグインの設定画面を開き、項目を設定します。

    項目名 必須 説明
    自動採番フィールド選択 必須 自動採番された番号を設定するフィールド
    採番の桁数 必須 採番の桁数
    1 以上の数字を指定してください。
    「採番の桁数」に指定した桁数になるように、番号が 0 埋めされます。
    指定した桁数を超えると、桁が繰り上がって採番されます。
    たとえば「採番の桁数」に 4 を指定した場合、「0001」「0002」…「9999」「10000」のように発番されます。
    採番書式選択 必須 採番する際の書式
    • 連番
    • 日付+連番
    • 日付+テキスト+連番
    • テキスト+連番
    • テキスト+日付+連番
    日付書式選択 省略可 日付の書式
    「採番書式選択」で日付を選択した場合に設定します。
    • 年月日(YYYYMMDD)
    • 年月(YYYYMM)
    • 月日(MMDD)
    • 月日年 [西暦4桁](MMDDYYYY)
    • 月日年 [西暦2桁](MMDDYY)
    • 月年 [西暦4桁](MMYYYY)
    • 月年 [西暦2桁](MMYY)
    • 年 [西暦4桁](YYYY)
    • 年 [西暦2桁](YY)
    テキスト入力 省略可 採番時に付与するテキスト
    「採番書式選択」でテキストを含む書式を選択している場合に設定します。
    接続語設定 必須 連番や日付、テキストをつなぐ接続語
    • -(ハイフン)
    • _(アンダースコア)
    プレビュー 省略可 上記項目で選択した内容の採番をプレビューで表示します。
    連番リセットタイミング 省略可 連番をリセットするタイミング
    • なし
    • 年毎
    • 月毎
    • 日毎
    「採番書式選択」で日付を含む書式を選択した場合のみ有効です。
    APIトークン 省略可 API トークン
    アクセス権の設定で、レコードを追加するユーザーに対しレコードの閲覧を制限している場合に設定します。
    正しく連番が採番されない問題を防ぐためです。
    APIトークンを生成する (External link)
  3. 【保存】をクリックします。

  4. 「アプリの設定」画面で、【設定完了】をクリックします。

STEP4:動作確認

  1. レコードを登録します。
  2. 登録したレコードを表示し、プラグインに設定された書式で採番されたことを確認します。

以降、レコードを登録すると連番がカウントアップされます。

更新履歴

  • 2016 年 3 月 24 日 v1.0 を公開
  • 2016 年 6 月 9 日 v1.1 を公開
    • ゲストスペースに対応しました。
  • 2017 年 4 月 20 日 v2.0 を公開
    • 採番の桁数を指定できるように変更しました。
    • 「日付書式選択」項目に次の 4 パターンを追加しました。
      • 月日年[西暦 4 桁](MMDDYYYY)
      • 月日年[西暦 2 桁](MMDDYY)
      • 月年[西暦 4 桁](MMYYYY)
      • 月年[西暦 2 桁](MMYY)
    • プラグイン設定画面での採番プレビューの表示場所と表示形式を変更しました。
    • トークン認証項目を追加(レコードのアクセス権を設定しているユーザー向け)しました。
    • 自動採番フィールド選択、採番書式選択と接続語設定の設定を変更したタイミングで入力チェックを行うように変更しました。
    • 画面の高さにより、ボタンとスクロールバーの表示場所が変わるように変更しました。
      • 画面の高さが 750px 未満の場合:「Save」ボタンと「Cancel」ボタンを画面上部と底部に表示し、スクロールバーを画面の外側に表示するように変更しました。
      • 画面の高さが 750px 以上の場合:「Save」ボタンと「Cancel」ボタンを画面上部のみに表示し、スクロールバーを画面の内側に表示するように変更しました。
    • 設定画面をログインユーザーの言語によって日本語/英語を切り替えるように変更(中国語の場合には、英語が表示される)しました。
  • 2017 年 8 月 16 日 v2.1 を公開
    • スタイルシートを「51-current-default.css」から「51-modern-default.css」に変更しました。
    • その他軽微な修正を実施しました。
  • 2017 年 11 月 22 日 v2.2 を公開
    • ゲストスペースで API トークンが保存できない不具合を修正しました。
  • 2020 年 4 月 6 日 v2.3 を公開
    • プラグイン設定画面の言語に中国語を追加しました。
      「ログインユーザーの言語」が中国語の場合、中国語で表示されます。
  • 2021 年 3 月 3 日 v2.4 を公開
    • タイムゾーンが異なるユーザーや PC のシステム設定が実際の時間とずれているユーザーがレコードを登録すると、発番できずにレコード登録できないことがある現象を修正しました。
  • 2021 年 8 月 13 日 v2.4.1 を公開
    • 使用している外部ライブラリーのファイルをプラグイン内にバンドル化
  • 2022 年 6 月 16 日 v2.4.2 を公開
    • 自動採番されるフィールドが空のレコードを登録すると、次に登録したレコードで正しく採番されない現象を解消しました。
  • 2022 年 9 月 6 日 v2.4.3 を公開
    • JavaScript ソースコードを ES6 以降の記法に書き換えました。
  • 2023 年 11 月 9 日 v2.4.4 を公開
    • プラグインの homepage_url を修正しました。

利用している OSS のライセンス情報

このプラグインで利用している OSS のライセンスは次のとおりです。