本記事では、ハッカソンでkintoneを使うメリットを他サービスとの連携イメージと共に紹介します。
そもそも「ハッカソン」とは?と疑問に思う方のために説明します。ハッカソン(hackathon)とは「ハック(hack)」と「マラソン(marathon)」を組み合わせた造語で、主にデベロッパーが決められたテーマに沿ってアイディアを出し合い、開発していくイベントのことです。
短時間で、独創的なアイディアとスピーディーな開発が求められるので、多くの学びがあるはずです。
これを機にハッカソンに参加して、kintoneを使い倒しましょう!
ハッカソンでkintoneを使うメリット
短期決戦のハッカソンで活きるkintone API
kintoneには、作成したアプリのデータを出し入れするAPIとしてREST APIが利用できます。(APIの仕様はドキュメントでご確認ください。)
REST APIは言語を選ばずに、簡潔なパラメータで取り扱えるので限られた時間の中でおこなうハッカソンでは重宝します。
- kintone API (豊富な REST, JavaScript API)
- kintone API SDK(β) (Java, iOS)
- 3rd party SDK(Python, Ruby, PHP, R, .NET など)
- kintoneコマンドラインツール(複数のOSに対応)
- Cybozu CDN(数十種類の汎用ライブラリ)
ノンプログラミングでのアプリ作成
ハッカソンで時間を有効に使うには、明確な役割分担が重要です。kintoneはノンプログラミングでアプリが作成できますので、エンジニアでなくてもアプリの作成がおこなえます。
- ドラッグ・アンド・ドロップでブラウザからアプリ作成、利用できる
- 多数のグラフもドラッグ・アンド・ドロップで作成できる
- CSVやExcelからアプリを作れる
- サンプルも数十種類用意している
1年間無償の開発者ライセンス
Mashup Awardsのような応募期間が数か月に及ぶイベントでは、作品をブラッシュアップしてから応募することがあるかと思います。kintoneの開発者ライセンスとして、本サイトでは1年間無料のライセンスを取得できますので、作品の応募期間が長くても安心してkintoneをご利用いただけます。
お申込みはこちらから
バックエンドのデータベースとしてのkintone活用
REST APIを利用し、他サービスやデバイスとの連携でkintoneのデータベースを活用する方法です。kintoneに保存したデータはすぐに可視化できるのが最大のメリットです。
フロントエンドのインターフェースとしてのkintone活用
JavaScript APIを利用し、kintoneを起点として他サービスのAPIを活用したり、HTMLでビューを作成できる「カスタマイズビュー」で独自のインターフェースを作成する方法です。
他APIやデバイスとの連携
Raspberry Pi
教育用コンピュータとして開発された、「Raspberry Pi」。電子デバイスと通信するためのインターフェースを搭載していますので、センサーデータをkintoneに集めるといった活用法が考えられます。
Mbed
Webブラウザ上で開発できるマイコンです。他の人のプログラムが多数公開されていてインポートできるのでIoT入門にピッタリ!
Pepper
人型ロボット「Pepper」。本サイトにアップしているモジュールを利用すれば、Pepperが取得した情報を簡単にkintoneに登録したり、kintoneに登録しておいた動作をPepperがおこなうことができます。
MESH
動き、ライト、ボタン、明るさなどのセンサー機能を持つ、小さなブロック形状の電子タグです。SDKを利用すれば簡単にkintoneにデータを取り込めます。
Twilio
WebサービスAPIを使って電話やテキストメッセージの送受信を可能にするTwilo。kintoneに保存した情報を一斉にテキスト配信したり、電話の履歴をkintoneに登録するなどの活用が考えられます。
- kintoneマッシュアップのための豆知識(curlコマンドとkintone.proxy()の対応)
- Twilio × kintone ハンズオン用サンプルプログラム(外部リンク)
- kintone用Twilioプラグイン作りました(外部リンク)
Monaca
HTML5でマルチプラットフォーム対応のモバイルアプリ開発が行える「Monaca」。kintone モバイルアプリできないちょっとしたことでも、kintone API とMonacaを使うことで簡単に実現できます。
- Monacaを使ってkintoneを手軽にアプリ化しましょう(外部リンク)
- kintoneとMonacaを連携してみよう(来場者管理アプリ編)
- kintoneとMonacaを連携してみよう(陳列場所確認アプリ編)
SendGrid
クラウドメールサービス 「SendGrid」。kintoneのデータとメールを手軽に連携させましょう。
- sampleSendGridTemplate.js(外部リンク)
- SendGrid kintone プラグインを公開しました(外部リンク)
Mandrill
こちらもクラウドメールサービスである「Mandrill」。既に、kintoneとの連携プラグインをUS向けdeveloper networkに掲載しています。(ドキュメントは英語のみです)
DataSpider
ノンプログラミングで他システムとの連携を実現する「DataSpider」。50種類以上の接続先に対応しており、もちろんkintoneとの連携コネクタ―もオプションで追加することができます。
- DataSpider(連携 Tips)
ニフティクラウド mobile backend
スマートフォンアプリでよく利用される汎用的な機能をクラウドから提供するサービスです。
Unity
様々なプラットフォームでゲームを作れるゲームエンジンです。
SORACOM
SORACOMでは現在下記2種類のサービスがリリースされています。
SORACOM Air – IoT デバイス向けデータ通信SIM “Air SIM” を提供し、Webコンソール/API で一元管理/監視を提供
SORACOM Beam – IoT デバイスにかかる暗号化等の高負荷処理や接続先の設定を、クラウドにオフロード
※公式ページより引用
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