(著者:菊地 宏司)
はじめに
今回はアプリからワンタッチでゲストスペースを作成するJavaScriptカスタマイズを紹介したいと思います。
これはテンプレート化されたスペースを、ゲストユーザ別に利用されてて、それらのスペースをアプリで管理する場合に有効です。
毎回手動でスペースを作成して、スペース内にアプリを配置~としていた手間を、レコード詳細画面に配置したボタンワンタッチで解決できます。
では早速見ていきましょう。
コード
処理詳細
最初に、レコード詳細画面表示時にスペース作成ボタンを表示します。
次にスペースボタンが押されたときのリクエスト生成処理を行います。
スペース作成APIでは色々な設定パラメータが用意されています。今回は必要最小限の4つのパラメータを設定していきます。
スペース作成時のパラメータ
- id:ベースとなるテンプレートスペースのID
- name:作成するスペースの名前
- isGuest:ゲストではないスペースの場合false、ゲストスペースの場合true
- members:スペースに含む正規ユーザ (必ず1人以上設定する必要あり)
詳しくはこちらを参照
最後に作成したリクエストをスペースAPIを使って登録します。
このTipsは、2016年10月版で確認したものになります。
下記コードですが、最後の"isAdmin"は必要なパラメーターなのでしょうか。
こちらを見ているとmembersオブジェクトにはisAdminのパラメータは不要に見えるのですがいかがでしょうか。
https://developer.cybozu.io/hc/ja/articles/202166210
return {
'id': SP_TEMPLATE_ID,
'name': record["ゲストスペース名"].value,
'isGuest': true, // ゲストスペースフラグ
'members': members,
'isAdmin': true
};
mikan 様
確認したところ、return で閉じられた中の isAdmin については不要であることがわかりました。
return {
'id': SP_TEMPLATE_ID,
'name': record["ゲストスペース名"].value,
'isGuest': true, // ゲストスペースフラグ
'members': members,
'isAdmin': true
};
記載の方も修正させていただきました。ご指摘をありがとうございます。