(著者:サイボウズ KADOYA Ryo)
kintoneのJavaScriptカスタマイズを行うときに、デバッグをかんたんに行う方法を紹介します。
JavaScriptファイルはkintoneか外部の公開サーバーにアップロードする必要があるため、kintoneの動作を確認しながらデバッグを行いたいときは、いちいちアップロードする手間がかかります。
そこで、クラウドのオンラインストレージサービスを利用します。ストレージサービスの中には、手作業でアップロードしなくても、自動的にローカルファイルとシンクしてくれるものがあります。
kintoneのJavaScriptカスタマイズで利用するためには、SSLが利用できることと、サービスが適切なContent-Typeを返すことが条件となります。ここではDropboxを利用した例を紹介します。Google Driveなど他のサービスでも基本的な手順は同様です。
Dropboxのアカウントを取得する
Dropboxのサイトからアカウントを取得します。
個人のものを利用するよりも、開発用のアカウントを別途取得するのがよいでしょう。
Dropboxクライアントをインストールする
ローカルファイルとシンクするために、クライアントプログラムをインストールします。
JavaScriptファイルをDropbox上に作成する。
kintoneカスタマイズ用のJavaScriptファイルをDropbox上に作成します。
ファイルの共有リンクを取得する。
ファイルやフォルダを共有する方法については、Dropboxのヘルプを参照してください。
取得したDropboxリンクのURLを、ダウンロード用のURLに変換します。
ウェブからファイルのダウンロードを強制するには
例
https://www.dropbox.com/s/xttkmuvu7hh72vu/kintone.js
変換後
https://dl.dropboxusercontent.com/s/xttkmuvu7hh72vu/kintone.js
変換したJavaScriptファイルのURLを、kintoneのアプリ管理で指定します。
ファイルを編集する。
ローカルで編集して保存したJavaScriptファイルは自動的にDropboxにシンクされます。
デバッグをおこなうとき、変更した内容を即時に反映することができます。
Dropboxで共有したJavaScriptファイルは、インターネットに公開されます。リスクをご理解のうえ、ご利用ください。
本Tipsはデバッグを効率的に行うためのものです。運用時にオンラインストレージサービスの利用を推奨するものではありませんのでご了承ください。
このTipsは、2014年4月版で確認したものになります。
Dropboxを使うことでデバッグが楽になりました。同じようにonedriveを使うことはできませんか?試そうとしましたが、ダウンロード用urlへの変換方法がわからず止まってしまいました。
よろしくお願い申し上げます。
kino 様
デバッグが楽になったとのこと良かったです。
ご質問の件ですが、記事のシナリオとは直接関係ないため、
お手数ですが、コミュニティをが活用ください。
どうぞよろしくお願い致します。