既存の添付ファイルを残して新たに添付ファイルを追加する

著者名:菊地 宏司

目次

はじめに

本TIPSではJavaScriptを使ってすでにレコードに登録されたファイルを残したまま、新しくファイルを追加する場合の方法について紹介します。

kintoneでは、すでに登録されたレコードに対して変更する際、変更対象のフィールド情報をすべて設定し直す必要があります。
たとえば、ファイルAが登録されたレコードにファイルBを追加する場合は、ファイルBだけではなくすでに登録されたファイルAもレコード情報として記述しなくてはなりません。

イメージ

最初の添付ファイルが登録されている画面

新しく添付ファイルを追加した後の画面

実装の手順と流れ

レコードに次の形でファイルがすでに登録されているとします。

レコードの元情報

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{
  "record": {
    "添付ファイル": {
      "type": "FILE",
        "value": [
        {
          "contentType": "text/plain",
          "fileKey": "201202061155587E339F9067544F1A92C743460E3D12B3297",
          "name": "既存ファイル.txt",
          "size": "23175"
        }
      ]
    }
  }
}

既存のファイルを残して、新たにファイルを追加したい場合は次のように指定します。

ファイル追加時のリクエストデータ

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{
  "app": 5,
    "record": {
      "添付ファイル": {
        "value": [
        {
          "fileKey": "201202061155587E339F9067544F1A92C743460E3D12B3297"
        },
        {
          "fileKey": "78a586f2-e73e-4a70-bec2-43976a60746e"
        }
      ]
    }
  }
}

上記のRequestをPUTすることでファイル追加アップロードが可能です。

information

このTipsは、2014年4月版kintoneで動作を確認しています。